生活保護を受けている方が障害年金をもらうということ

ご相談の中で意外と多い生活保護と障害年金との関係について書いてみます。

生活保護を受けている方であって、病気等の程度が重く働くことができないという方から「障害年金をもらいたいのだけど、、」とご相談を受けることがあります。

その多くは、生活保護で受給している金額では足りないので障害年金を上乗せでもらいないかという内容だったりします。

生活保護は他法優先ですので、生活保護以外で何か受給できるものがあればまずはそれを受給し、差額を生活保護で受給するというのが本来の姿です。

①「障害年金<生活保護」の場合は生活保護の額が限度になり、差額を生活保護で受給しますし、

②「障害年金>生活保護」の場合は生活保護は打ち切られ、障害年金のみの受給となります。

このご説明をすると、「じゃあ、障害年金の請求はやめておきます」と言われたりするのですが、社会保険労務士としては、その方が障害年金の障害の程度にあるのであれば障害年金を受給して欲しいです。

長年会社に勤めていて厚生年金に加入していた方等は、②のように生活保護の金額よりも障害年金の年金額のほうが上回る可能性もあります。

また、今は全く働くことができなくても、今後少しでも働くことができるようになれば、その収入と障害年金で生活できるようになるかもしれません。

生活保護は資産や使い道等に制限がありますが、障害年金であれば使い道は自由です。

もらうお金は同じでも、その意味合いを理解して、どの制度から何を受給するべきか、その方が少しでも良い生活ができるように考えていただけたらと思っています。