一般就労している発達障害の方からのご相談

当事務所はGWでお休みをいただいておりますが、連休前から発達障害の方からのご相談が何件も続いております。

それも、ほとんどの方が「一般就労もしくは障害者雇用枠での就労」ができている方なのです。

ここまで発達障害のご相談が多いのは、いったいなぜなのでしょう。。と私としてもちょっと疑問です。

私の事務所では、他の病気に比べて発達障害ばかりが多いとか、発達障害だけが良い結果を出しているというわけではないのですが、発達障害の方で就労ができていると、他の事務所では「それじゃ無理!」と断られる確率が高いからなのだと思います。

特に初診日が国民年金や20歳前傷病の障害基礎年金を発達障害で請求しようとしている方は、2級にならないと受給ができませんから、他の社労士は嫌がることが多いのでしょう。

同じ精神の障害として請求をする「うつ病」や「統合失調症」の方が就労できていることと、「発達障害」の方が就労できていることとは、障害年金の請求をする上では大きく違うと私は考えています。

一言で発達障害と言っても、一人一人お話を伺うと、できることできないことや日常生活で困っていることが全く異なることが多いです。

そして、発達障害の方は職場での配慮が適切で、自分の得意なことや楽しく感じることを仕事にできれば、何年も同じ職場でしっかりと働くことができる場合が多いです。

しかし、職場での配慮の歯車がかみ合わなくなったり、人間関係がうまくいかなくなると、途端に就労ができなくなります。

また、周りの配慮があって就労ができていても、日常生活は必ず誰かの助けがなければ成り立たない、非常に危うい状態で過ごしていたりします。

だから、発達障害の方の障害年金請求の場合には、「就労=障害の程度が軽い」と決めつけるのではなく、日常生活の細かいところまで考える必要があるのです。

障害年金の請求を多く扱えば扱うほど、「こうだったら〇級」「こうだったらもらえない」というように定型化しがちです。

そして、社労士としては定型化し、そこに当てはまらなければ受任せず、流れ作業のように受任できる案件を多く扱うほうが効率は良いです。

ただ、それをしたら社労士が報酬をいただいて障害年金の請求代理をする意味は全くないと私は思っています。

むしろ、多くの案件を扱えば扱うほど、既成概念や成功体験はいったん頭から外してリセットし、まっさらな状態で新たにお客様の依頼を受けるということが大事なのではないかと思います。

「このやり方で前はうまくいったのにな~」なんて言い訳をする社労士にはなりたくないのです。

というわけで、平成も明日で終わりですが、カメリア社会保険労務士事務所も新たな気持ちで新時代を迎えたいです。

最近読んで面白かった本

今月の更新サポートがある程度終わり、おそらく全ての方が今の等級を維持できるような見通しが出来たのでホッとしているところです。

(絶対!とは言えませんが、、。)

HPも大掛かりにリニューアルしていただくことになり、少しずつ進み、私の中では今の時期が一区切りというか、転換期だなと実感しているところです。

開業から今までは、自分では順調すぎるほど順調だと思っているのですが、それは決して楽々ここまで来たわけではなく、私の場合はつらかったことや苦労したことは頭から抜けてしまうので、順調に歩んできたと感じるわけです。

HPのリニューアルの準備にあたり、開業から今までを振り返る機会が多く、私の事務所の強みや胸を張って言えることを考えていました。

強みというのは、関わった多くのお客様が言ってくださる「安心感」だと思います。

私の事務所での面談や電話は、とにかく長い!です。

あえて長くしていませんし、なるべく短く短くと常に意識はしています。

よく、他の事務所に依頼をした方から「社労士と話が持たない」「社労士が無言になってしまう」「くだけて話すことができない」と聞くのですが、私の場合には今までに一度もそんなことはなかったな~と感じています。

むしろ、皆さまが病気や障害を抱えているのに、話していたら楽しくてあっという間に時間が経っていた、、ということがほとんどです。

障害年金の請求において、依頼人と社労士との信頼関係やお互いの話しやすさは一番大切であり、その意味においては私の事務所はダントツだと胸を張れます。(手前味噌ですが。)

あと、今まで関わったお客様の案件で、少しでも手を抜いたり、後悔したことは一度もありません。

「もっと努力しておけばよかった」と後悔するくらいなら、「ここまで努力する必要なかったかも」と思うくらいがちょうど良いと思うのです。

だから、今後も良い部分は残しつつ、さらなるパワーアップして、ここにもうちょっと社労士らしい威厳なんかがプラスされたらいいな~なんて思ったりしています。

(いらないか、威厳なんて。偉くないしね。)

と、どうでもいいことを書きましたが、タイトルにもある最近読んで面白かった本について。

私は活字フェチなので、どんなジャンルの本でも構わず毎月本ばかり読んでいますが、最近は図書館で以下の本を借りて読みました。

税理士さんが書かれた本なのですが、タイトルに惹かれて読んでみたら面白くて、一気に読み終えてしまいました。

生き方が素晴らしく賢くて、行き当たりばったりで生きてきてしまった私は反省しきりでした。

若い時に自分を客観的に分析するって、一番難しいことのような気がしませんか?

歳を重ねてくると、自分は大したことのない人間なんだと客観的に見たり、自分の立ち位置や進むべき道を諦めとともに考えることができるようになるけれど、

この田村麻美さんは10代の頃から自分のマーケティング戦略を立て、トライ&エラーを繰り返し、PDCAサイクルに則って今の勝ち組人生を満喫されていらっしゃるのです。

頭が良いってこういう人のことを言うのだな~って、なんだか私はフライパンで頭を殴られた気持ちになりました。

読む人によって感じ方が違うのかもしれませんが、何かしらコンプレックスを抱えている人なら誰でも得るものがある本だと思います。

(しかし、下ネタが多いので要注意です。)

連隊の娘を観に行きました

またちょっとオペラの話。

ほぼ毎回行っているMETライブビューイングですが、今回も楽しみにしていたドニゼッティの連隊の娘を鑑賞してきました。

このオペラはコメディで、心温まるハッピーエンドなので、最初から最後まで楽しい気分で観ることができる、スカッとするオペラです。

今回はアドリブも結構あり、オペラなのに途中で笑ってしまう場が何度もありました。

そして、なぜか泣けてしまう、もう泣いたり笑ったり忙しい私でした。。

このオペラの目玉は、なんといってもテノールの有名なアリアです。

ハイC(高温のド)が9回もあり、トニオ役のハヴィエル・カマレナさんの突き抜ける的に矢を射るような高音がとにかくとにかく素晴らしくって、明るくて、楽しくて、華やかで、言葉では形容し難い歌唱でした。

ずっと何度も聴いていたくなる歌唱です。

そして、オペラでは珍しい途中でのアリアのアンコールもあり、このAh! mes amis, quel jour de fête!を2回も歌ってくれたのです!

ヒロインのプレティ・イェンデさんは、他の演目でもいつも美しい歌声ですが、この役柄は特にぴったりのようで、かわいくて、お転婆で、根っから明るくて、素晴らしかったです。

時間があればもう一度行ってこようと思います!

今月は更新サポートのご依頼が多いです

何年も障害年金の業務をしていると、ついこの前障害年金の請求代理をして受給できたな~と思っていたお客様の更新(障害状態確認届)があっという間に来てしまうことに驚きます。

とは言っても、1年更新の方は少ないので、2~3年があっという間に感じるのです。

特に今月は更新で今の等級を維持できるかが不安という方が多いようで、更新サポートのご依頼が殺到しています。

最初の障害年金請求の時に、更新時もサポートさせていただく約束をしたお客様の書類等はすぐに出せるように準備を整えているので、久しぶりのお電話であってもスムーズにお話ができ、今回の更新時に気を付けるべきことを考えることができるのです。

基本的には更新サポートは、カメリアで最初の障害年金請求を代理させていただいた方のみ依頼を受けており、他の事務所に依頼した方やご自身で請求をした方はお受けしておりません。

しかし、「どうしても更新サポートはカメリアでお願いしたい」とおっしゃる方に関しては、例外的にお受けしております。

(だって、1年以上も前から何度もお願いされていれば、断るわけにはいきませんよね。。)

では、更新サポートって何をしているのでしょう。

まず、前回提出した診断書と全く同じ程度のものを出せばいいというような単純なものではありません。

「更新」というのは正式な言い方ではなく通称であり、正確には再認定です。

再認定という名のとおり、「再度、認定する」ことなんですよね。

ということは、初回の障害年金請求と同じように、障害認定基準に照らし合わせて、今の障害の程度が障害認定基準の等級に該当しているかどうかをしっかりと見て認定されるのです。

例えば精神の診断書の裏面の日常生活能力の判定や程度のチェックだけを見るのではなく、他の欄の記載内容も就労状況も日常生活の援助も全てを総合的に判断します。

ですので、症状や治療内容の変化はもちろんのこと、ご自身の生活スタイルや環境の変化、転院や主治医が変わった等がある方は特に注意が必要です。

障害年金は念には念を入れても無駄なことは何一つありません。

そして、障害年金を専門にしている社労士の役割としては、ただ障害年金の請求代理という手続きをするというよりも、障害年金をこれからもらう方やもらい続ける方の不安を取り除く存在ということが大きいのではないかと思っています。