私の強み~障害年金受給後のお客様とのつながり

朝いつも通りに電話に出たら、ちょっと緊張したお声の方からで、

「以前、先生にお世話になった者なのですが、、。」と私の反応をうかがっているような様子でした。

名前をお聞きして、

「あ、〇〇さん?〇〇の病気で、〇〇の病院に行っている〇〇さんですよね?」とすぐに答えました。

すると、とっても安心したお声で、

「え、そこまで覚えてくれているんですか??」とびっくりされていました。

私、基本的に、今まで受任した方のお名前と顔と障害の内容は一致していますし、それ以外の家族構成や仕事や様々なことまで瞬時に思い出せます。

それでお電話のお客様はホッとしたように、障害年金を受給して数年後の状況や今の相談事を話してくださいました。

そして更新はまだまだ先なのですが、「更新の時はお金がかかったとしても、絶対に先生にお願いしたいです!」とおっしゃってくださいました。

ついこの前までやり取りをしていたかのように、スムーズにお話ができたので、とっても喜んでくださるお顔が目に浮かびました。

障害の状態は相変わらずのようでしたが、お仕事を始めることになったり、ただただ明るく過ごされていることがわかり、私も嬉しかったです。

障害年金を受給される方は、障害年金の受給権を得ることがゴールだと思われていることがとても多いです。

しかし、社労士としては受給権を得てからが本格的なスタートだと思っています。

障害年金をもらい始めて、数年後数十年後にも同じ状況だとは考えにくいですし、ご両親が高齢になったり、家族構成や経済状況が変わったり、何よりもご自身の目標や目的が変わったりするのは普通です。

さらに、障害年金の法律や基準が数年ごとに変わることを考えると、障害年金を受給している方にこそ社労士は「いざという時の転ばぬ先の杖」になるのです。

障害年金をもらっている時に何か困ったり疑問に思ったりして、いちいちどこに聞いたらいいのかとか、年金事務所に相談に行かないとならないかとか、インターネットで調べた内容は正しいのかとか、迷ってしまうことは必ずあります。

そんな時、数年ぶりに連絡をして、

「あ、〇〇さん!覚えていますよ!」と、社労士に名前を伝えるだけで全ての情報を共有してくれるということは、障害年金受給者にとっては何よりも心強いと思うのです。

これは、人と接する仕事をしてきた私ならではの特技だと自信を持っています。

受任した時に、お客様のことを知ろうとし、丁寧にヒアリングすることを怠らなければ、結果的に障害年金の結果が良くなるし、それだけ深く記憶することにもなります。

心から安心できる「かかりつけ社労士」は、カメリア社会保険労務士事務所ならではの強みです。

障害年金における社労士の役割とは

社会保険労務士法第二条には、社会保険労務士がする仕事が挙げられております。

その中で、障害年金を専門としている社労士が主に該当して行っているものは、

第二条一の三「労働社会保険諸法令に基づく申請、届出、報告、審査請求、再審査請求その他の事項について、又は当該申請等に係る行政機関等の調査若しくは処分に関し当該行政機関等に対してする主張若しくは陳述について、代理すること。」

という条文に基づいております。

簡単に説明すると、社会保険の一つである障害年金についての仕事ができるのは社会保険労務士であり、仕事ができるということはその専門家として認められているということです。

先日、当事務所の中でも特に困難だと思える案件を受任しましたが、理由がありその案件から降りる決断をしました。

大まかに書くと、

・初診日の証明が困難である

・通常初診日とする初診日には保険料納付要件が満たせず、やむなく20歳前傷病を主張しなければならない

・労働の支障よりも、日常生活の支障のほうがはるかに大きい

・現在就労しており、普通の方の2倍程度の高額な給与を得ている

というように、障害基礎年金2級を認めてもらうにはとても難しい案件です。

しかし、当事務所では慎重に検討し、道筋を立て、切り札があると確信したため受任を決めました。

もちろん、受給の可能性があると判断したからです。

依頼人から「どうしても受任して欲しい」という強い希望も、大きな理由になっています。

実際に業務を進めていくと、依頼人が社労士に求めていることが曖昧になり、私自身も疑問を抱くようになりました。

診断書が出来上がった時点で、私は依頼人の障害状態を正しく診断書に反映されていると思えず、さらに2級に認定されるには厳しい内容だったので、それを依頼人に伝え、その後の策を考えるつもりでいました。

依頼人の反応は、

「主治医も臨床心理士も、これで2級は確実だと言っているから」

「依頼した社労士は、本当に心配性だね(失笑)と主治医が言っていた」

「日常生活能力の程度と判定の集計をして、2級になっていると言われているから」

と、主治医や臨床心理士の言葉を鵜呑みにされ、心酔しきっているようでした。

代理人としては無理強いはできませんが、正しい判断を伝えなければならず、

「障害年金の専門家って、誰だと思いますか?」と聞いてみたところ、

「誰なんですか?わかりません。」とのこと。

「では、社労士に何を求めているのですか?」と聞いたところ、

「ただの代行でしょ。」とのこと。(唖然、、。)

そもそもが、社労士が障害年金の専門家であるということも理解せず、ただ面倒だから書類を書いてくれる人(代行業者)だと思っていたそうです。

それまでも「??」という言動が多々ありましたが、これで妙に納得してしまいました。

(受任前に気付くべき、、と反省しきりです。)

これではこの困難な案件に最高の結果を出すということはできませんし、適当な診断書を提出することは依頼人のデメリットにもなるため、代理人として降りることにしたのです。

障害年金の請求において最も大切で欠かせないのは、依頼人と社労士の信頼関係です。

それがあれば、私は最大限の努力をすることができるし、お互いが納得して、笑顔で決定内容に満足できると思っています。

お客様からのお手紙を整理していて

日曜日ですが、ホームページリニューアルのために、今までにいただいたお客様からのお礼のお手紙や事例の整理などをしております。

何年も前に障害年金の請求代理をさせていただいた方々のお手紙を久しぶりに読み、とても感慨深く、胸が詰まる気持ちで、度々手が止まって困ります。

私は1件1件の案件を流れ作業のようにしていないので、お手紙を読むとその時の大変さだったり、一致団結してお客様と頑張ったこととか、受給決定が出た時の喜びだったりが鮮明に蘇るのです。

そして、「あれから〇年経つけれど、今はどうされていらっしゃるのかしら」と、祈るような気持ちになります。

私の事務所では、ほとんどのお客様とご面談をし、特に密なやり取りをしているので記憶にも残りやすく、これに関してはどこの事務所にも負けないと思っている部分です。

人の記憶って、やはり限度があり、五感を使った記憶というのは意識しなくても忘れにくいのです。

五感を使った記憶というのは、まさに面談したり直接話したりを繰り返すことで、「目で見て」「耳で聞いて」という生の人間を感じるということです。

特に精神疾患の方に関しては、障害の微妙な部分を第三者が把握し理解することが難しく、些細なことでも逃さずに、いったんは私が吸収して咀嚼し、その後の診断書依頼や書類作成に生かしたいと常に思っています。

些細なことを逃さないように聞き取るには、10人いたら10通りの聞き方が必要だと思っていて、全ての方に対して同じということはありません。

私は社労士試験に合格する前は、高級宝飾のブランドで接客業をしていたのですが、その時に自分に課していたことがあります。

それは、全てのお客様への声掛けの言葉をそれぞれ違えるということです。

接客業は単調になりがちで、お客様への声掛けは、

「よろしければご試着くださいませ。」

「こちら新作になっております。」

のような言葉を全員のお客様に掛けてしまいがちです。

それを、それぞれのお客様の希望や要望を短時間で察知できるように観察し、心に届くような言葉で声掛けをするように、自分でルール作りをしました。

最初はすぐに言葉なんて思いつきませんので、暇な時に様々なセリフを考えてそれをメモし、その中からその都度お客様に合いそうな言葉を使ってみました。

それを繰り返していたら、自然に自分の言葉で声掛けができるようになり、売上に繋がることが多くなりました。

宝飾を買うお客様も、障害年金の請求代理を社労士に依頼するお客様も、自分のことを理解して欲しいという気持ちは変わらないと思うのです。

一人として同じ人間はいないですし、だからこそ自分という人間を理解してもらえたら嬉しいはずです。

未だにこんなことを考えながら社労士をしている私なので、一度に多数の受任はできず、そういう意味では不器用だと思います。

しかし、やっぱり今後もお一人お一人を理解する時間や労力はしっかりとかけて、理解者の一人として障害年金請求の代理をしていきたいと、お客様のお手紙を読みながら強く感じました。

他の社労士に断られた方からのご相談が多過ぎます。。

東京は今日から梅雨入りのようで、今も強い雨が降っています。

久しぶりのどんよりしたお天気で、ブラームスを聴きながら絶望的な気分を味わいつつ、書類を作成したりしています。

雨は好きではありませんが、こういう日はなぜか集中力も高まり、じっくりと仕事するにはもってこいです。(たまにだからこう思えるのでしょうね。。)

さて、今に始まったことではありませんが、当事務所に来るご相談の中で、「他の社労士から断られた」「他の社労士は受給できないと言っていた」という内容が多いこと多いこと。

どこの社労士かを聞いてみることもありますが、超ベテランや成功率100%を自負している事務所だったりして、「こういう案件を断っていたら、そりゃ成功率も上がるわ」と妙に納得したりしています。

一番多いのは、何と言っても「働いている」「働いていた」から障害年金はもらえないという内容です。

あとは、障害基礎年金のほうが障害厚生年金よりも認定されやすいとか、おかしな理由もありました。

これって、ざっくり過ぎませんか?

障害基礎年金のほうが認定されやすいなんてあってはならないし、そんなことはありません。

詳しく説明をするなら、障害厚生年金には3級があり、障害基礎年金には3級がありませんから、例えば障害の程度が2級と3級の中間程度の場合には、3級程度と認定されてしまえば障害基礎年金は不支給となります。

このような場合に、同程度の障害の状態に関わらず、障害厚生年金の請求では3級認定、障害基礎年金の請求では2級認定となったりすることがしばしばあることは確かです。

ただ、明らかに2級という方に関しては、障害基礎年金のほうが認定されやすいというようなことは基本的にありませんし、私の事務所でも正当な決定が出ています。

でも、相談者からしたら、「障害基礎年金のほうが認定されやすいですよ」なんて社労士がアドバイスしたら混乱しませんか?

あと、休職中にお給料が出ているので障害年金がもらえないと社労士から言われたということも聞き、驚きました。

休職中なのであれば働けていないのは確実ですし、お給料が出ていようが出ていまいが、関係はありません。

本当に休職していたのかどうかを客観的に証明する必要はありますが、それは多くの場合証明できるはずです。

毎日のようにこのようなご相談があるので、私としては他の社労士の対応を知ることができてある意味面白いのですが、できることならこんな無駄な遠回りはしないで欲しいし、振り回されないで欲しいのです。

最初っからカメリアに相談してくれたら、時間も労力も無駄にしないのにな~なんて思いますが、だからこそカメリアの価値を見出していただけるのだとポジティブに考えています。